名前 | オモト | 年齢 | 72歳 | 性別 | 男性 |
昔は数学が大の苦手だったのに今やそれを天職と思っている私の略歴をお話しさせていただい
て、自己紹介と私の教育観や指導方針のご説明に代えたいと思います。 さて、今でこそ笑い話ですが、私の高校時代は数学は半ば拷問の教科でした。 入学当初からサッカーの部活やギターの練習に没頭するなどしていたため、数学の授業がどんど ん分からなくなり、参考書を買ってきて勉強しても逆に疑問点が増えてしまうばかりでした。しか し、それを救ってくださったのが(今もお付き合いのある)担任の先生で、先生に「基礎」の重要 性を気付かされたおかげで九死に一生を得ました(字数の関係で残念ながら詳細略)。 その後、大学院(博士課程)で数学を研究していた時に公立高校の採用試験に受かり、研究か教 育かで悩んだ末に大学院を中退して数学教員の道を選択し、その定年退職後に大学で数学の非常勤 講師をしばらく続けたのちに今日に至っています(年齢も推して知るべしです)。 こうした経験から、溺れる人が足が地面につく浅瀬にいることに気づかないのと同様、数学が分 からないとか成績が伸びないという人のほとんどはちょっとした手助け(ただし、個々の生徒さん に適した手助け)があればそれを解消することができると信じています。 趣味として楽器演奏やスキューバをしていますが、そんな話も交えながら「基礎」の再点検から 出発して、「数学(の考え方)」が本当は実に面白く、また身近に感じていただけるように親身に お教えしたいと思っています。 ちなみに、受験テクニックだけを知りたいなら、家庭教師よりも(数学は暗記教科ではありませ んが)市販の受験問題集を使って暗記するのが一番手っ取り早く、安上がりだと思います。 |
ID | 54996 |
在籍(卒業)大学 | 神戸大学大学院(数学・修士)修了 |
職業 | その他 |
都道府県 | 奈良県 |
住所 | 大和郡山市 |
指導可能都道府県 | 奈良 |
指導可能地域 | 奈良市 , 大和郡山市 , 天理市 , 生駒市 , 香芝市 , 平群町 , 三郷町 , 斑鳩町 , 安堵町 , 川西町 , 三宅町 , 田原本町 , 上牧町 , 王寺町 , 広陵町 , 河合町 , |
最寄り駅 | JR大和路線「大和小泉」 近鉄橿原線「筒井」 |
指導可能科目 | 【中学生】数学, 【高校生】数学(文系), 【高校生】数学(理系) |
指導可能日時 | 月〜金の2日間、17:00 〜 20:30 の間の90分(相談可) |
希望時給 | 2500円~ |
出身中学校 | 東大阪市立石切中学校 |
出身高校 | 大阪府立花園高等学校 |
指導経験
※「家庭教師」「塾講師」「その他」 |
家庭教師 塾講師 その他 |
備考 |
家庭教師は人対人ですので、相性があるのは否めません。そのため、一番最初の時間は
「無料体験」にいたしますので、遠慮なくご家族でご相談されて、次回以降の継続の可否 をお決めください(「理由」は不要ですので、可否の結果だけご連絡ください)。 |
登録年月日 | 2022年09月22日 |
Q1:「7÷3」が分からない小学生がいます。あなたはどのように教えますか? |
本来は、この小学生が「どう分からないか」によって説明内容がガラッと変わります
ので、まずそこを確かめる必要がありますが、以下では計算の仕方は理解できる(=教 えたことを真似ることはできる)が納得できない(=そうする意味がわからない)場合 で説明します。 このような生徒さんには、最初に約数と倍数の話をします。これらにより、「割り切 れる場合」と「割り切れない場合」が自然数や整数(これらの術語を知らない場合はこ の語句は使いませんが)にはあるということを知ってもらいます。 その後、「割り切れない場合」にはどうすればよいかを生徒さんに考えさせますが、 その際の例として「7÷3」を取り上げます。 具体的には、それをしばらく考えてもらってからその解説に移り、割り算は掛け算の 逆であること、倍数関係「2×3 = 6」の裏返しが「6÷3 = 2」であることを再確認した 上で、「割り切れない場合 7÷3」であってもそれがどれだけ「割り切れる場合 6÷3」か らずれているかという観点から、「7÷3」の商が2で余り(ずれ)が1になることの意味 を図なども援用しながら説明し、合わせて実際の計算方法を繰り返し練習してもらいま す(理屈と実践の習得)。 ちなみに、その過程で生徒さんの理解が進めば、さらに掛け算は足し算の繰り返し、 割り算は引き算の繰り返しであることにも触れて、原理と実践の両面から理解と習得を 深めます。 一般に、生徒さんの学習歴や理解力にもよりますが、小学生といえども問題の理屈や 背景(「理論」の原型)は曖昧にしたり誤魔化したりせず、分かる範囲できちんと言及 することはその後の伸長を考えると重要と考えます。 |
Q2:「家庭教師」と「塾」の指導方法の最大の違いは何だと思いますか? |
塾の規模にもよりますが、やはり「1対1」と「1対多」は質的に全く違うと思います。
たしかに、同じことを学習する上ですぐ横に友達がいるというのは、互いに教えあった り競い合ったりすることで一体感も生じますし、楽しく心強いものがあります。これは残 念ながら家庭教師ではカバーできません。 しかし、それとは裏腹に、塾ではしばしば周りの雰囲気に押されて「わかった気にな る」や「わかったふりをする」、また「(気軽に)質問しにくい」というようなことだけ でなく、塾ではその雰囲気や学習スピードに各人が合わせるのが大前提ですから、結果的 に「疎外感を抱く」といった状態に陥ることも結構あります。 こうした問題には、やはり家庭教師が一番と思います。生徒さんそれぞれに応じた、い わばオーダーメイドの教え方になるので疑問が生じにくく、仮に疑問があっても他人の目 を気にすることなく(たとえ初歩レベルの内容でも)その場で質問できるのは勉強する上 で実に大きなポイントだと考えます。 そもそも分からないことがあるから家庭教師や塾で習うわけですから、分からないこと が出てくる場面が多いのも当然で、そのたびに上記のようなことが繰り返されるとなれ ば、家庭教師の方がいろいろな生徒さんにとってベターな選択だと思います。 |
Q3:集中力の持続しない生徒を指導する際に気をつけることはなんですか? |
こうした生徒さんでも漫画やゲームはおそらく集中力が途切れないと思います。つ
まり、「集中力」というのは人間が本来持っているものです。 もちろん勉強をそれらと同一視はできませんが、勉強を少しでも面白くして集中力 を高めるには、ゲーム性を取り入れたりすることなど、モチベーションを上げる取り 組みが必要と思います。 たとえば、「百マス計算」を勉強の前に活用することは(通常の使用目的とは少し 異なりますが)、単に計算力の向上だけでなく、私の実践経験上、かなり有効な集中 力アップの方法です(教育実践の研究報告の中に、英語の授業前に百マス計算を行う ことにより単語の習得率が大幅に向上したという事例もあります)。 |
Q4:勉強の習慣が身についていない生徒を、習慣づけるための工夫を教えて下さい。 |
まず、何より肝心の勉強を面白く感じてもらう勉学指導を進めます。その一方
で、生徒さんの1日の様子を聞かせてもらって何に重点を置いているか聞き出しま す。それで勉強に使えそうな曜日や時間帯・時間幅を生徒さんの主体性を尊重し ながら無理のないように設定します(「継続」を主眼にして)。 あとは、つねに激励しながら、最初はなかなか机に向かない気持ちをだましな がら、15分ぐらいから始めて少しずつ時間を延長していくようにします。 ちなみに、心理学的には「やる気」はまず行動を起こせば気持ちもそれにした がうようになると言われていますので、それを説明した上で、「机に向かう気に なったら勉強を始める」のではなく、「気持ちとは関係なく、とりあえず決めた 時間になったらまず机に向かおう」と、ご家庭と一緒に生徒さんに根気よく呼び かけるようにします。あとは生徒さんが腰折れしないように随時サポートしま す。 |
Q5:生徒が「何のために勉強をするのか分からない」と言っています。あなたは何と言いますか? |
最初に、「あなたがその質問ができるのは、その言葉を勉強したからです
ね」といいます。つまり、言葉みたいな基本的なものも勉強していなければ誰 も話せず、誰も自分の気持ちを表現できません。しかも語彙のレベルによっ て、その表現できる内容も限定されます。お腹が空いたという言葉を知らなけ れば、まともな食事も摂れません。 それと同様に、さまざまな勉強はその人の生活レベルを上げ、将来の視野や 活躍の場を広げるのに必須の要素です。 つまりは、勉強の必要性は目先の成績のためだけで判断されるべきものでは なく、それ以上に、今はまだ先の見えない将来の自分のために必要なもの(確 実に戻ってくる「投資」)だということを、さらにいろいろな事例を挙げなが ら説明したいと思います。 |
Q6:生徒との信頼関係を築く上で、最も大切なことは何だと思いますか? |
やはり自分の専門分野(数学)で信頼を得ることだと思います。
そのためには生徒さんのいろいろな疑問に的確に回答することがまず何より大 事ですが、それと同時にもし的確に答えられない疑問の場合には適当にごまかさ ずに正直にそのことを謝り、改めてきっちり調べて答えるようにするという心構 えが重要だと考えます。 また、生徒さんを指導をする姿勢についてはブレずにいることだと思います。 |
Q7:自分がこれまでしっかり勉強をしてきてよかったと思うことは何ですか? |
森羅万象の中の一つでも自分が解明に貢献できたことがあることです(新しい
定理の証明)。 それ以外にも、自分を向上させるための努力はすべて「(私にとっての)勉 強」と考えていますので、自分のできることや心身能力がそうした勉強のたびに 増えたことです。 ゲーム的にいえば、経験値が増えてレベルが上がっていくにつれ、HPや出来る 技が増えていく感じですね。 |
Q8:あなたのこれまでの人生における大きな失敗と、そこから学んだことを教えて下さい。 |
これまで失敗は大小いろいろありますが、その大きい失敗の一つが自
己紹介でも触れたように、高校の勉強(とくに数学)の最初の方で、 「なんだ高校でもやっていることは中学と変わらないな」と舐めて勉強 をしないうちに、あっという間に分からなくなったことです。 そしてそこから学んだことは、基礎が不安定な建物では上に階を重ね ていくことが不可能であるのと同様、勉強でも「基礎」をおろそかにす ることの影響は計り知れないということでした。実際、もし因数分解が できないと方程式も解けず、ひいてはそれ以降の数学の勉強にも大きい 障害となるのは容易に想像できますよね。 確かに、「基礎」や「基本」は頭では大切とはわかっていても、現実 にはそれらはお世辞にも面白いとはいえないものがほとんどです。で も、こうした実際の経験から、それ以降、何事においても基礎や基本を (退屈かどうかという判断はひとまず横に置いて)一番大切に考えるよ うになりました。 |
Q9:あなたが受験対策の指導で、自信を持っている学校名とその理由を教えて下さい。 |
とくに特定の学校を意識したことはありません。 |
Q10:あなたが受験生の頃、モチベーションを維持するために工夫したことを教えて下さい。 |
受験のことは昔のことで多くを忘れてしまいましたが(すみませ
ん)、一番近い受験は大学院でしたので、そのときの思い出をもと に考えますと、専門書を1ページずつ理解しながら読んでいくと自 分の知識や知恵が確実に増えていきますし、それがそのまま受験勉 強になるのが嬉しくて、毎日のモチベーションになっていたと思い ます(小中高の生徒さんにはあまりピンとこないと思います。ごめ んなさい)。 |
Q11:個人契約(もしくは直接契約)ならではの良さを教えて下さい。 |
当事者(ご家庭と私)のあいだで相談しながら決められるので自由
度が高く、問題が生じる可能性も少ない点です。加えて、必要なら書 類のやり取りを行えば誤解も減らせられると思います。 |
Q12:あなたの好きな言葉・座右の銘は何ですか? |
○人は諦めた時がその人の限界である。
○読みなさい。理解は後からやってくる。 ○(最近のものでは)満たされた人は人を満たす。 などです。 |
Q13:苦手科目を克服するためのポイントを教えて下さい。 |
繰り返しになりますが、「基礎」を再学習することです。
急がば回れ、の精神です。 |
Q14:あなたが勉強を教える際の、時給以外でのモチベーション(動機)があれば教えて下さい。 |
生徒さんの「分かりたい」という気持ちです。また、指導を続け
る中で「分かること」がどんどん広がり、それに伴って徐々に数学 に対する抵抗感や忌避感(嫌悪感)が減少するなかで、自信や自尊 心を少しずつ取り戻していく様子を見ることです。 |
Q15:「分からないところが分からない」という生徒がいます。あなたはどのように対応しますか? |
当然ですが、まず「どの時点から分からなくなっているか」を
遡って調べていきます。 その結果、たとえば分数が分からなければ、高校生であって も、そのレベルまで躊躇なく戻ります。 というのも、私が現職時に役員をしていた大阪府の全高校数学 科教員からなる公的研究団体(大阪高等学校数学教育会)により 大阪府全域を対象に行った大規模な調査で、文字式の計算が苦手 な生徒さんが苦手となった原因を調べると結局分数でつまづいて いる場合が多いというのが判明しているからです。 数学は積み重ねの学問で、基礎が大事だということの意味がこ ういうところにも現れてきます。 さて、そうした方法を仮にボトムアップ(下から上)方式と呼 ぶなら、その一方で生徒さんが求めている「今やっていること (現在進行形の部分)の解決」も並行して扱います。 ただし、今度はトップダウン(上から下)方式に、目の前の問 題や疑問点を直接的に解く方法やテクニックを教えて、(理解は 一旦後回しにはなりますが)ともかく機械的にでも解けるように なることを目指します。 そしてそれができたら、順に難易度を上下しながら同種の問題 を繰り返し練習していき、最終的にはボトムアップとトップダウ ンがつながるようにしていく方法を取ります。 |
Q16:最後に生徒様へメッセージがあればお願いします(なるべく100文字以内でお願い致します) |
私の経験では、間違った答えを書く人も実はその人なりに「考えて」間
違っていることが多く、その反動から間違った場合に苦手意識を強く感じ がちで、それがやがて自信喪失につながっていきます。 ぜひ、皆さんの「考える力」を正しく活用できるお手伝いができればと 心より願っています。 |
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